だってみんな好きな人とじゃなくたってセックスできるじゃん

不倫や浮気についての記事(よく考えたら盆明けからとてもヘビーだ)についていろいろ書いていたら、自分の根本的な問題が見えて来た気がした。

やっぱりどうしてもわたしは年下くんへの恋心が忘れられないらしい。

約1ヶ月ご飯が食べられなくなって、10キロ以上体重が減って、半年経っても、一年経っても、思いに蓋をして、もう忘れたと笑っていても、ふとした瞬間に蓋が外れてわんわんと夜中じゅう泣いてしまう。

どんな恋だよ。果たして恋だったのかさえもわからないのに。

 

この考えの根本にあるものは、そもそも浮気や不倫への罪悪感ではなく「だってみんな好きな人とじゃなくたってセックスできるじゃん」だ。

わたしも、これまでわたしを抱いて来た男も、みんなそうだ。好きな人じゃなくたって抱けるし身体を許せる。

もともとパーソナルスペースもガバガバだし、性欲の強さも相まって貞操観念はガバガバだ。

それでも、いちばん欲しいこころのつながりの代わりにからだのつながりがあるのは、なんだか心地がよかった。

でもやっぱり、身体だけのつながりの「セックス」なんかよりもよっぽど強くて離れられない「すき」にわたしは勝てない。

たぶんそれがくやしい。

たった1人からの「すき」をいつまで経っても貰えないこんなわたしは、どうやら愛されないことに駄々をこねているらしい。

言ってることはめちゃくちゃだし、そういうことを言ってるから「すき」をもらえないのだ。そんなのわかってる。

それでもみんな好きな人じゃなくたってセックスできる。じゃあいいじゃん。「セックス」なんかよりとくべつで、いちばんだいじな「すき」はあなたにしか与えられてないよ。安心しなよ。

そんなふうに拗ねて、乱暴に身体を重ねる。身体を重ねている間だけは「すき」の間が埋まっているような気がしたのかもしれない。そんなわけないのだってわかってるのに。

こんなことをしていればどんどん心はすり減ってしまう。