恋なんて嗜好品
中学生の頃年間300冊くらいの本を読んでいた。
元彼と別れてから1年がたちそうになっている。そもそも遠距離恋愛だったし、正直そんなに好きなわけでもなかったし、別れる頃にはソフレとの関係もあったし、なるべくして別れた相手だと思う。
ただ、別れてすぐの頃は、早く彼氏作らなきゃ!とか、寂しい!とか思って迷走して、セフレを作ってみたり、ソフレとちちくりあってみたり、素直に合コンや街コンに出かけたり、マッチングアプリをしてみたり。
そんな約1年を通り越して思ったのは、
正直1人ってそんなにさみしくない
少し前までは、1人でいるのが怖くて、暇になるのが嫌でしょうがなかった。
友達でも、恋人でも、セフレでも、なんでもいいから一緒にいてほしかった。誰かと繋がっていたかった。
なのに、最近はどうだろうか。1人でいるの、全然平気だし、寂しくない。人間どうせいつかは生き別れか死に別れだ。
だからといって人生がつまらなくなったとか、劇的に楽しくなったかといえば、そういうわけではない。
ただ、恋をしなくなってから、メンタルが常にフラットになった。ツゥーーーとなっている。
恋をしていると上がったり下がったりがしんどい。
上がったら上がった分だけいつか下がるし、下がったら下がった分だけ上がる。どっちもだるい。それがしんどい。
今恋愛的なやりとりをしている人とも、常にこわい。ラインをしてヘマをしたり、楽しくなったりするのがしんどい。めんどくさい。
デートのために服を選ぶのも、行先を決めるのも、デートの予行演習を一人でベッド寝る前にでするのも、全部めんどくさい。
突然付き合って4年目の彼氏が目のまえに現れたらいいのにと思う。
上がったり下がったりは、恋愛の始まり…付き合って2~3年過ぎるまでは仕方ない恋愛のスパイスかもしれない。
けどわたしはそんなものはいらないから安定が欲しい。ときめきもむねきゅんもいらないから安定が欲しい。
ただ、そんな安定は、上がったり下がったりを面倒臭がらずに人と関わり続けた人にのみ許される贅沢なのだ。
仕事も恋愛も中途半端なわたしに、恋なんて贅沢は降ってこないし、安定なんて小説と同じ、嗜好品で、安定はぜいたく品なのだ。
手取り15万のわたしに、そんな贅沢も嗜好品も見合わない。