ふつうという理想

友人に、只ならぬ人生を歩んでいるくせに(ゆえに?)とても「ふつう」に固執する人がいる。

彼女は「ふつう」が何よりも好きなのだ。「ふつう」こんなんじゃない。「ふつう」もう結婚する歳だ。「ふつう」はこうなんじゃない?

恐らくだが、ふつうの生活をしている自覚がやはり無く、必要以上にふつうに固執しているように見えた。

わたしもそんな時期があった。

「もう25歳なんだから、結婚するのがふつう!」

「結婚を考えられないような恋人ができないしいないわたしはおかしい!」

「正社員で就職するのがふつう!」

「25歳になれば実家出て一人暮らしするのがふつう!」

「メンヘラとか卒業するのがふつう!」

「こんなのふつうのカップルじゃない!」

「わたしはふつうじゃない!」

「わたしの家はふつうじゃない!」

 一生言ってた。ふつうという言葉に本当にとらわれていた。魔法の言葉だ。

「ふつうの家庭」とか「ふつうのカップル」とか「ふつうの暮らし」とか「ふつうのしごと」とか、外から見ただけじゃ比べようがないし、隣の芝生は見れば見るほど青い。

ただふと、開発中の土地なのかと思うくらい回りに恋人ができ始めたので、ふつうの25歳はどんな恋愛をしているのか調べてみた。

https://prtimes.jp/i/22091/129/resize/d22091-129-961546-1.jpg

えっ全然ふつうじゃない!ぜんぜんふつうじゃない!恋人がいること、全然ふつうじゃないよ!恋人がいるあんたらすごいよ!

逆になんで、わたしくらいの年(25~アラサー?)になると結婚をしないといけない、結婚するのがふつう、恋人がいるのがふつう、という価値観がどこから来たのかが疑問になってくる。だって多く見て70%が恋人いないのよ?恋人がいない方がおかしい、なんて「ふつう」を指す言葉が「大多数」だとするならおかしくない?恋人がいるほうが「少数派」で「ふつうじゃない」わけでしょ。

というわけで年次推移。

この調査の対象は新成人。

一番多い1996年の時点で20歳になった人たち。現時点で44歳。わたしたちの親より少し下の世代くらい。

これより前のデータについては残念ながら見つけることができなかったけれど、今より劇的に低くなっていることは想像しづらいことから、おそらく高かったか、同じくらいだと予測してみれば納得も行く。

「わたし今の新社会人さんの歳で結婚したよ」 

 これだ。

これが呪いなのではないかと思った。言っている側は大した意味もなく、事実を言っているのだろう。

だけど、これが大きく刺さっている。気づいてもいないところで。

大学の進学率や女性の進学率はどんどん上がっているのに「ふつう」だけはアップデートされないどころか、上の世代の「ふつう」がわたしたちの世代の「ふつう」として重くのしかかってくる。

じゃあそんなもんうちらにとっての「ふつう」でもなんでもないし、そもそも、「ふつうのひと」なんてどこにもいない。

わたしたちは「ふつう」という理想に縛り付けられているだけだった。

 

グラフ引用:

第24回 2019年 新成人の<恋愛、結婚>に関する意識調査|オーネットのプレスリリー

倫理観について

わたしは比較的倫理感のあまりない人間だと自分でも思っている。

この記事を書くにあたって、倫理観とは何を指すのか調べた。

検索結果

ウェブページから抽出された強調スニペット

倫理観」は「倫理についての考え方」のことを指します。 要するに「社会での善悪の判断の基準となる考え方」です。 「倫理」の意味は「人倫の道のこと、社会生活で人の守るべき道理のこと」です。 人が社会で行動する際に善悪・正邪の判断において普遍的な基準となるものです。

概ね自分が想像している言葉であっていた。よかった。倫理観がないという表現があっているのかはいまいちわからないけど、善悪の判断がいまいちふつうとは違うと思う。

自分がやるかどうかは別としても、全ての事に理由があれば、世間一般的に悪いことだとしても、仕方なくない?うぉうぉ?悪いことって何?

人を殺したとしても、その人に心を殺されていたのだとしたら、悪いとかどうこうじゃなく仕方なくない?それを測る機械はないんだけど。

物を盗むことも、死ぬほどおなかが減っていて、目のまえに美味しそうなピザが出てきたら盗んでしまっても仕方ないかもしれない。

めちゃくちゃ愛している恋人がいたとしても、菅田将暉に壁ドンされたら、まんまと身体を許してしまうかもしれない。

わたしが福祉を学んでいた時に一番しっくりきた考え方の一つとして、「状況のなかのひと(person in the situation)」という考え方。

ざっくりいうと、それまでの医学モデル(本人の病気や障害を治していく)という考えではなく、その人の病気や障害が問題であるのは環境が原因であると考え、環境に視点を当てた考え方で、環境因子に着目する。

わたしはがっつりその考えに影響されていて、というか一番しっくりきたので、この考え方を推していますし、その考え方が強いと思います。

なので、倫理観的にはぶっ壊れている方で、元彼に前科があっても別に気にしなかったし、友人が不倫をしていても止めることはないです。

だってそういう環境に身を置かざるを得なくて、それしか生き抜く術がなかったなら仕方ないじゃない。

その人を責めたところで、その環境が変わらないと、何度でも繰り返すと思います。本人の忍耐力とか倫理観の問題じゃないでしょ。そういう環境に身を置いてしまったこと、置く羽目になったことに目を向けなければいけないと思う。

だからこそ、逆に浮気や不倫をする人は一生直らないよ、とか一度犯罪を犯したやつは一生クズだとかいうけど、そんなことは思わなくて、同じ罪を何度もするのはたまたま再犯しやすい環境に身を置いているから。

不倫も、一度許してくれた女の元にいたら、治ることはない。不倫は一生治らないというけど、それは本人の問題もあるかもしれないけれど、許してくれる女がいるという状態が変わらなければきっと一生治らない。

変わらなければ不幸なのは相手じゃなくて自分だ。

みんな菅田将暉に壁ドンされればチューしちゃうし、新垣結衣に誘われればセックスしてしまう。大切な人や失いたくないものがあるのだとしたら、そのような状況をまず作り出さない、自分の弱さを理解して生きていこうと思う。

香椎かてぃ

今なにかと世間をにぎわせているZOCというアイドルグループはご存知でしょうか。

わたし、ブログで言及したことはなかったかもしれないですが、男女問わずアイドルが大好きです。

地下も地上も関係なくキラキラ夢に突き進む顔の良い男女が大好きです。

中でもとりわけ好きなのは、私立恵比寿中学。ZOCじゃないんかい。

結成10年を超えるアイドルですが、下積みも長く、メンバーの入れ替わりも激しく、グループの波乱万丈さは有名な話です。

ほかにもジャニーズ・ハロプロ・スタダ・名前を言ってもわからないような地下ドル…アイドルと名の付くものは色々と食いつないできました。

48グループなどの成人越えのグループ(イメージです)よりはどちらかというと、それこそ私立恵比寿中学のように10代の頃からずっとアイドルやってます!というようなグループの方が好きで、ZOCについてもあまり興味は沸いていなかったのですが、なんとあの大森靖子ちゃんがプロデュースということを聞いて、がぜん興味がわきました。

大森靖子ちゃんは一言でいえばわたしのイメージは良くも悪くもロック。フェスで一緒になったバンドに食いついて炎上していたこともあったり。

うまく言葉にできるかわからないけど、わたしの中でロックといえば矢沢あいNANA

自分の感情を大事にすること。大事なものを守ること。何事にも譲れない信念があること。うまく言葉にできないけどかっこいい。も含まれるかも。

靖子ちゃんの音楽自体がロックという系統に分類されるのかどうかは、音楽が詳しくないわたしはいまいちわからないけど、全てを捧げるように、何かを削るような彼女の歌はとってもロックだと思う。

彼女の人間性については賛否両論あるし、わたしには正直わからないけど、音楽については天才だと思う。

そんな彼女のアイドルグループだ。気にならないわけがない。初めて聞いた曲はfamilyname。

www.youtube.com

普通にハマった。他の楽曲も、そもそも靖子ちゃんの曲が好きなわけで、楽曲にハマるのに時間はかからなかった。

名前と顔を一致させるのが苦手で、アイドルのパフォーマンスや曲を聞くのが好きでも、いまいち推しを作ったり、メンバーを覚えたりするのが苦手だったわたしも、MVでの魅力に惹かれて、重い腰を上げてメンバーの名前を検索した。

内田理央深キョン木村佳乃等々のたぬき顔が好きなわたしは、ヒアルロンリーガールのMVを見て、西井さん、巫さんあたりを推すのかな~なんてなんとなく思っていました。

靖子ちゃんは特別なのでおいておくにしても、香椎かてぃさんについては色んな女の子が好きというのがいまいちわからず、きつね顔はあまり好きじゃないからな~細すぎやろ~なんて思ってました。

そう思いつつも色々な情報を収集してしまうのがおたくの悲しい性です。しっかり色々な記事を読みました。

そこで香椎かてぃのこんなツイートを目にしました。

エスト84と今
自分の理想のアイドルになるまで時間がかかったけどその分今が幸せです
来世でいいやなんて思わないでほしい
時間なんてかかっていいから好きたことして
これ見て笑って元気出して〜〜 pic.twitter.com/9Ej2ahWwCp

— 香椎かてぃ (@KatyHanpen) 2019年8月3日 

彼女のツイートを見た時にずるずると泣いてしまいました。再三言っているようにわたしはかわいくもないしスタイルもよくなくて、今たまたま必死こいて自分の外見を磨いているところでした。

来世でいいやなんて思わないでほしい。

正直、わたしはブスだしデブだし何してももうどうしようもないって思っている。来世に期待なんて笑ってても、やっぱりあからさまにかわいい子との違いを見せつけられたらしんどい。本当は来世じゃなくて今世でかわいくわらっていたかった。

そんな思いを、顔が美しくて仕方ない悩みなんてなさそうな彼女も持っているのだ。そして、理想の女の子になった今も抱えている。あっという間に虜になった。本当に顔はかわいい。けれど、今までの推し遍歴から考えると本当に異色なのだ。

柏木ひなたぱるる玉井詩織鈴木愛理、こじはる…方向性は違えどアイドルの推しは基本的に女性らしかったり女の子らしくてかわいらしい子を基本的に推してきた。他の女優などで考えても、深キョン内田理央、自分の持っていない女性性の強い人が好きだった。

それだけじゃない。夜を徹して彼女のインタビュー記事を読み漁った。彼女の言葉の一つ一つには、ZOCへの愛とファンへの愛であふれているのだ。あんなにヤンキー面してるのに。より好きになった。かてぃちゃんのことをもっと知りたい。かてぃちゃんのことばかり考えている。

彼氏がいないことより怖いこと

Twitterで数々のこじらせっぷりを披露してきたし、酔っぱらって電話をしてくる男に恋をしかけているというような話もしたけど、最近は本当に彼氏がいなくてもいいや…モードに入っています。まあ彼氏いなくてもいいやモードと恋に落ちるかどうかは別だったりもする。

そもそもわたし本当にかわいくも綺麗でもないし、スタイルがいいわけでもなくて、世の中の女子の中だったらどんなに多く見積もっても下の中。

自分の顔面で誇れることと言えば、凸凹したニキビ跡がない肌(さりとて特別綺麗なわけではない)とヒマワリの種のような歯並び程度。

それでも、目がでかくて鼻も口も顔も小さい女の子が持っている最強装備に比べたらこんぼうとぬののふくくらいの装備でしかない。

もうここ数年は自分の見た目を磨くことに注力して、他の事は考えないこととした。

たぶん、もう少しかわいくなれば、恋愛も、もう少しうまくいく気がする。

少なくとも、マッチングアプリで盛り上がった人に会うのが怖くなくなる。そんな簡単にいくはずがないこともわかっているけど、自分の見た目にハンデがあることを言い訳にして生きるくらいなら、いっそのこと一度必死こいて自分で磨き上げてみてから他人のことを考えても遅くないと、不思議なことに心の底から思えている。

ただ一つ、わたしの周りにもそろそろ第1次結婚ラッシュがもうそこまで来ている。

だいたい第1次結婚ラッシュって、高卒~短大卒の子が学生時代からの彼氏と順風満帆に結婚するイメージ。

わたしの周りは殆ど中学時代からの友達含めて4大卒の友人が多いし、特別仲のいい先輩も多いわけじゃない。ゆえにまだまだ結婚式にお呼ばれされるようなこともなく、まだまだ他人事感が強いが、もう次のラッシュに備えて恋人がいる人が大変増えてきているように感じる。

周りの友人たちが男友達も含めて、あたりまえのように安定した恋人がいる。学生の頃のような劇的な恋じゃなくて、お互いを尊重し合って大事にできるような恋人関係を築いている。

学生の頃は彼氏がいればそれだけでリア充~!なんて冷やかして、恋人がいない方が少数派だったし、彼氏の話題は非日常の類だった。

所がいまはどうだろう。彼氏がいる方が日常で、彼氏のいない方が非日常なのだ。彼氏がいることがまわりにとってのあたりまえになっている。

新社会人ちゃんは彼氏…あ、今はいらないんだっけ(^^;

こんなふうにみんなの日常会話についていけなくなる未来が見えることが今はしんどいしとてもこわい。

まあわたしの趣味は捕らぬ狸の皮算用なので、取り越し苦労にすぎることを祈っている。

酔っぱらって連絡をしてくる男は信じてはいけない

も~~~~~~~~やだよ~~~~~~~~~~

昔に比べると、自分に自信をもって生きることが出来るようになったと思う。今の自分の事が、わたしは案外好きだ。そう言えることが何よりもうれしいように思う。

だからもう、自分を雑に扱う男には絶対ハマらないと思っていた。

それなのにさ~~~~~~~~~~~~!!!

どんなに自分に自信がついて、毎日楽しく生活できているとしても、やっぱり恋愛経験の薄さは一瞬にしてどうにかなるものではなかった。

先日のブログでも書いたように、わたしは多くの恋愛経験がある男性が息を吐くようにささやく言葉の数々に参ってしまう。

「おれは新社会人のことかわいいと思ってるよ」「ふつうに好きだし」「もっと自分のこと大事にしなよ」甘い言葉なのかはわからないけれど、向こうもたぶらかしモードに入っていることは見て取れる。

確かに古い仲だし信用はしているけど、古い仲だからこそ、この人に絶対に恋心を抱きたくないとばかり思っている。最近の恋愛についてうだうだいうブログ記事は全部そんなことばかり書いている。

ただ、彼は結局色々なことを言ってくるくせに、酔っぱらったときにしか連絡をしてこない。

その時点で彼の本気度はそういうことなんだと思う。すこし恋愛経験のない女を捕まえて、思ってもないことをぽんぽんと言って惚れさせて、ちょっといい気分に浸る。

客観的に言葉にするとすごくいやな感じだけど、実際にそういう人もたくさんいるしそういう人もたくさん見てきた。残念だけど例にもれず彼もきっとそうだ。本気になるだけ、ばかをみる。

書けば書くほど切なくなってる時点ではまってはいるのだろう。

自己肯定感上がったし、自分を大切にしない男を好きになる価値はないと思う!✨とか言ってたし思ってたのに。

熱に浮かされて行動にしていないだけ、まだ成長したのかもしれない。

けど、彼から連絡がない1週間はやたらと長くて嫌になる。勘弁してくれ。まるで恋してるみたいじゃん。

継続は力なり

継続は力なり。

ということで、どんな小さいことでも決めたことはなんとかがんばって(ゆるゆると)続けることを意識して生活し始めてから半年ほど経った。

色々なことは決めてみたものの、三日坊主が一週間坊主になって、今はちょうど三か月坊主くらいにはなっています。中々習慣にするということはむずかしい。

このブログを始めたのはちょうど3月からだから、3月から今月で4か月め。毎日(平日)更新を決めてから、概ねなんとか続けられている。

というのも、はてなブログの制度として、はてなスターを付けていただけたり、おすすめブログに定期的に紹介されたりとモチベーションが定期的に上がるようにできてるような気がする。人間にとっての一番の報酬はやはり人からの評価なのだと感じる。

そんなわけでダイエットはなかなか続かないけど、ブログはなんとか続いているわけですが、最近また別の試みを始めてみました。ツイキャスによる毎日(平日)10分配信。もともと話すが好きで、学生の頃ラジオパーソナリティのバイトをしていた経験もあるので、兎に角しゃべるのは好き。文章を書くより好きかもしれない。

ただ、バイトをしていた当時ならかなりトーク回しにも自信があったが、久々にメディア向けの仕事をしたときに、全くしゃべれなくなってしまい、正直落ち込んだ。

口と脳の回路がうまくつながらず、スムーズに言葉が出てこない。

1人暮らしを始めて昔よりも会話が減ったせいなのか、職場の関係がよくなり、あまり緊張せずに会話をしているせいか「あれ」を乱用するようになった。

そんなわけで、トークの練習としてもツイキャス配信を始めた。

ツイキャスの制度についてはイマイチわかっていないが(おそらく10分で終わらせるものではない)自分の練習として話していると、1~2名ほど毎回聞いてくださる方もいらっしゃり、とても気分よく続けている。先週一週間なんとか続けることができたので、これからもなんとか頑張っていきたい。

よければ見に来ていただけたらとてもうれしいです。